保育士になるには

子どもとかかわる仕事として、幼稚園と保育所があります。しかしこの二つ、実は管轄が異なっているのをご存知でしょうか。同じような仕事で、子供を預かり保育しているのにと考えられますが、保育士が0歳からの子どもを見ることが出来る事に対し、幼稚園教諭は3歳からの子どもとなります。保育士の管轄が厚生労働省にあり、国家試験を突破してもとれる資格なのに対し、幼稚園教諭は幼稚園を学校とした教員の国家資格となるため管轄は文部科学省になり、免許を取得した時期に合わせた更新が必要となります。そのため、幼稚園教諭と合わせて保育士の資格を取得することも可能です。

幼稚園教諭資格は、指定の養成機関を卒業することで取得できますが、保育士資格はそれに加え、8科目の筆記試験と実技試験を行う事でも資格取得が可能となっています。ただし、筆記試験は合格した科目については3年間免除される制度があるため社会に出てから取得を考えても遅くない資格となっています。

また、幼稚園教諭として活躍しながら保育士資格をお考えでしたら、平成27年から31年度末まで特例制度として4単位科目取得の免除が行われています。両方の資格を併せ持つことで「保育教諭」として活躍の幅が広がるだけでなく、幼保連携型認定こども園の法整備が進められている今日において有効な業種になりえるものです。

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