園児の健全な生育環境を守るためには、保護者との密なコミュニケーションが欠かせません。しかし保育所では、保育士と保護者の間がうまくいかないこともよくあります。保護者とトラブルになる例を、子供が関係するものからいくつかみていきましょう。
元気いっぱいの子供が集まる保育所には、安全策がいくつも講じられています。園によってはブランコの使用を禁止している場所もあるでしょう。しかしいかに厳重な管理をしても、怪我をする子供は必ず出ます。
走っていてつまずいたり、縄跳びで転んだり、鉄棒から落ちたり、そんな光景は保育士なら、何度か見たことがあるのではないでしょうか。そんなときはきちんと処置をして、迎えに来た保護者に正直に話します。適切な処置ができていれば、問題になることはさほどないでしょう。
ただ、怪我をしたことが問題ではなく、話をしていないことが問題になるのは、どの保育所でもあることです。クレームを未然に防ぐためにも、保育上のトラブルは隠さず伝えるようにしましょう。
また子供同士のけんかについても、話しておいたほうが無難です。そのことが原因で保育所に行きたがらない子供が出るかもしれないからです。後になって問題になるよりも、早めの対処を心がけましょう。